Vol.285 アウシュヴィッツの生還者

  • バリー・レビンソン 監督
  • 2024/2/28

・余りにも苛酷な人生を歩かなければならなかった主人公に言葉も無い。収容所時代にボ
クシングでけしかけた(煽った)ドイツ軍兵士の眼は半分以上狂っていたと思う。主人公の
受けたトラウマが、後々の結婚生活にも影を射すが、妻が忍耐強くよく耐えて、主人公を
支えてくれ救いがあったし、最初の恋人レアとも再会出来、観ていて心からよかったと思
った。

・バリー・レヴィンソンは大好きな監督の1人で、監督自身もユダヤ系であり、ハリー・
ハフトに感銘を受けたか、信念が伝わった。ベン・フォスターの役作りは、まるで「レイ
ジング・ブル」の時のデ・ニーロを彷彿させるようだった。ハンス・ジマーの音楽が、物
語に深みを増していた。

・ドイツのフランクフルト空港近くに、ユダヤの亡くなった人たちのパネルや顔が足元に
埋め込まれていたことを思い出します。アウシュヴィッツの他にも隣国に収容所があり、
常に建設をしていたのでしょうね。日本人は戦争をした国で色々と問題を残したままなの
を、もっともっと若い人たちは歴史として知るべきだと思いました。(共にアンケートより)

トップに戻る
inserted by FC2 system