Vol.314 「赤い風船」「白い馬」(2本立て)

  • アルベール・ラモリス 監督
  • 2026/7/29(水) 14:00~、16:00~、18:00~、20:00~

(解説)
48歳という若さでこの世を去った伝説の映像詩人アルベール・ラモリスの名作2本立。「赤い風船」はパリの街を漂う不思議な赤い風船と出会った少年の物語で、1956年カンヌ映画祭国際短編部門でパルドール賞受賞。公開当時、詩人ジャン・コクトーは「妖精の出て来ない妖精の物語」と絶賛した。「白い馬」は群れを率いる荒々しくも気高い白い馬と漁師の少年の友情を描き、1953年同映画祭の国際短編部門グランプリ受賞。「赤い風船」で主人公を演じた監督の息子パスカルが、父アルベールの意図を忠実に現代に甦らせるため4Kデジタル修復に尽力し、両作は細部まで深く再現され、驚異的な美しさで人々を魅了する。世界の映画史の中で輝きを失わない名作をスクリーンで紹介する「映画遺産をめぐる旅」シリーズ1。

(感想)
・2つの作品とも美しい映画で、今回観る機会があって有難かったです。「白い馬」の中の馬のリーダー争いやウサギ、亀等をとても上手に使っていて、監督さんの優しさ、ポエムを感じました。
・「赤い風船」は絵本の様でかわいくて癒されました。「白い馬」の躍動感がすごかったです。ラストが少し切なかったです。両方共、子供が天使の様にかわいくて素敵でした。
・美しい映像と音楽、撮影技術の高さもすごい。「赤い風船」はなかなかのファンタジーでした。音楽がピッタリ。「白い馬」はどうやって馬をリアルに撮影できたのか、騎乗もすごくリアルだった。
・私は愚かにも、赤い風船の動きをCG処理かと見てしまっていた。まるで自分の意志を持つかのごとくに移動する風船と少年の可愛さにうっとりし、あっという間の時間でした。少年の生活背景など出て来ないのもよかったと思います。
・恥ずかしながら、2作共初見だったが、2作品共に古さは感じず、とても新鮮だった。
「赤い風船」の風船が、日本で言う“付神”のような感じで、「白い馬」は馬を野生的でカッコよく撮る映画は他にないと思った。2作品共、ロマンがあり、パスカル・ラモリスも実父に一歩近づいたように感じた。(共にアンケートより)

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